大阪市のうえだ行政書士事務所です。認知症にも種類がありますが…
2019/03/01
大阪市のうえだ行政書士事務所です。認知症にも種類がありますが…
大阪市のうえだ行政書士事務所、代表の上田桂子です。
当事務所では成年後見制度のご利用のご相談をお受けしています。
また、私は認知症の方の成年後見業務も行っています。
成年後見制度は、認知症など判断能力が不十分な方のサポートをさせて頂く制度です。
(具体的には財産の管理や、介護サービスを受けたり施設に入所するなどの契約を本人さんに代わって行います。)
さて、この認知症にも色々な種類があります。
アルツハイマー型認知症、脳血管型認知症、レビー小体型認知症が3大認知症と言われています。
他にも前頭側頭型認知症、クロイツフェルト・ヤコブ病など、様々な認知症があります。
先日お会いした方は、ご家族の方がアルコールが原因で認知症になったとのことでした。
まだお若い方なのにお仕事もできなくなり、日常生活では、例えば深夜にも食事をされることもあるのでご家族が用意をされるなど、色々とご苦労があるそうです。
来週3月6日(水)に放送予定のNHK総合テレビ「ガッテン」では、レビー小体型認知症を取り上げるようです。
レビー小体型認知症の特徴は「幻視」だと言われています。ところが「幻視」と聞いても、なかなかイメージができません。
以前、ニュースでレビー小体型認知症の方が実際どのように見えているのかをヴァーチャルリアルティで再現している映像を見ました。
目の前に見えていた人が突然消えると、悲鳴を上げそうになります。
レビー小体型認知症の方が「白いご飯の上に黒い虫がいるのが見えたら食べられない」と言われていましたが、そう見えるのなら食べられないのは当然のことだと思います。
実際に映像で「このように見えます」と示されたり、説明を受けて、やっと「こんなに大変なことなのか!」と分かりました。そして、それを理解してもらえない辛さを知りました。
認知症カフェでお会いした作業療法士の方も、「レビー小体型認知症について、もっと知ってほしい」と言われていました。テレビで取り上げることで、レビー小体型認知症について広く知られるようになればと思います。
私がこれまでお会いした認知症の方も、アルツハイマー型認知症(と思われる方も含めて)の方が多かったです。
しかし、認知症にも種類があり、特徴も異なれば、それぞれの認知症の方に対しどう接したらいいかも変わってくるでしょう。
成年後見などの業務だけではなく、地域の見守りボランティアも私はしておりますので、認知症についてもっと学びを深めていきたいと考えています。